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コンプライアンス・プログラム: 論より証拠

金融や経済不況に加えて、健康上の危機にも見舞われるような現在の状況の下、組織の内部管理もプレッシャーにさらされています。 組織には、常日頃から急速に変化する状況に応じて対応することが求められています。 そして、パンデミックのためにあらゆるコストを削減したり、戦略を調整または変更したり、場合によっては当面閉鎖したりすることを検討しながら、「生き残りモード」に切り替えています。しかしながら、「生き残りモード」の種は明日、そして明後日に食べるものを計画しているわけではありません。 組織は短期策と長期策が内部管理に及ぼす影響のバランスを慎重に推し量る必要があります。特に、コンプライアンス・プログラムについてはそれが重要になります。この問題に対応するために、次の点を再確認しましょう。

  • 危機的な状況の下では、内部管理がおろそかになりがちです。その理由は、危機および生き残りの問題が最優先されるためです。この場合に見られる危険性として挙げられるのは、ガバナンスのプロセスや、以前に有効だった管理体制が緩み、従業員やその行動の監督がおろそかになることです。
  • 危機的な状況では、不正行為の危険因子が増大します。その理由は、組織や個人が経済的に圧迫され、主要な内部統制が弱まる一方で、不正行為の機会が増大し、人々は自分の行動を合理化することが容易になるからです。
  • 危機的な状況下では、SpeakUpの通報件数が増加します。その理由は、組織と同様に、従業員も生き残りモードに切り替わるためです。それは、自分の生活、仕事、家族を守ろうとする行動規範なのです。
  • 危機的な状況により、内部統制の行き届かない点が浮き彫りになります。その理由は、スムーズなプロセスと手続が、これまで以上に重要になります。非効率なプロセスや手続のために、収益を失うような事態は避けたいものです。

これらの点は、優れたコンプライアンス・プログラムを整備するこが重要であることを示しています。インテグリティ(誠実さ)文化を育むには何年もかかり、関係者全員の信頼を勝ち得ることで初めてそれが可能になります。しかし、築き上げたインテグリティ文化も、一瞬にして崩れ落ちる危険性を秘めていることを肝に命じてください。組織は、危機的な状況下でのインテグリティ(誠実さ)文化の構築と維持について慎重に考慮する必要があります。

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